Effects of acute footbath before and after glucose ingestion on arterial stiffness（査読付き）

Journal of Clinical Biochemistry and Nutrition

糖の摂取は動脈硬化度を増加させる．動脈硬化度の増加は心血管疾患の独立した危険因子である．一方，足湯は動脈硬化度を低下させる．本研究では若年者を対象に，糖溶液摂取時の足湯が末梢動脈硬化度の指標であるfaPWVに及ぼす影響について糖摂取前，摂取後，足湯なしの３試行で比較した．その結果，糖溶液摂取後および足湯なし試行では糖溶液摂取後にPWVは増大したが，摂取前足湯試行はfaPWVが変化しなかった．本研究の結果は，糖摂取前に足湯が摂取後の動脈硬化度の増加を抑制することを示唆する．

Ryota Kobayashi, Yuto Hashimoto, Takanobu Okamoto.

64巻2号, pp164-169.