Is individual day-to-day variation of arterial stiffness associated with variation of maximal aerobic performance?（査読付き）

BMC Sports Science, Medicine and Rehabilitation

有酸素性運動能力は日々変動する．一方，動脈硬化度が低いほど有酸素性運動能力が高い．本研究では，若年者を対象に最大酸素摂取量（VO2max）と1500m走タイムおよび動脈硬化度の指標であるbaPWVを１か月間隔で2回測定し，それぞれの変化の関係性を検討した．その結果，すべての指標の平均値は２回の測定で差は無かったが，各被験者のVO2maxが高いもしくは1500m走タイムが良い時は悪い時と比較してbaPWVが有意に低い値を示した．また，baPWVの変化とVO2maおよび1500m走タイムの変化は有意に相関した．本研究の結果は，最大有酸素運動能力の日々の変化は動脈硬化度の変化と関連することを示唆する．

Takanobu Okamoto, Ryota Kobayashi, Yuto Hashimoto, Naoki Kikuchi, Shigehiko Ogoh.

13巻4号, pp.1-9.