保育内容「言葉」に関する研究の動向と特質(査読付)
こども教育宝仙大学紀要 第9号(1)pp.13-23
保育内容「言葉」に関する先行研究の動向を概観し、その特質と課題について論じた。その結果、これらの研究は近年増加傾向にあるものの、保育者養成校における授業実践を開発、検討する研究が主流を成しており、子どもの実態を捉え、子ども理解や保育・幼児教育実践に寄与する研究は不足していることが明らかとなった。その上で、保育者養成校学生の「言葉」に関する学びと子どもの「言葉」の育ちの間にある祖語について指摘した。
pp.13-23