虐待と育児放棄―不幸な親子関係
「特集 安心感の乏しい子」児童心理949号、34-38
子どもの元気さや安心感が乏しくなったといわれている現代、家庭には、子どもに対し他者との情緒的交流から得られる喜びと、最低限のけじめを学ばせ、あとは惜しげなく社会に羽ばたかせ、安全基地として後方支援する役割が求められている。こうした機能が不全となった多くの親子関係を、社会の「連帯」によって治癒し、再び社会との絆を結びなおすよう援助することが、われわれに求められている。
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