「柔道事故訴訟における急性硬膜下血腫発症機序の認定」
第97次日本法医学会学術全国集会(ロイトン札幌)
近年の柔道事故において、急性硬膜下血腫発症機序につき医学論争が起こっている。つまり、頭部への直接打撃(Impact)が必要であるのか、直接打撃は必要でなく、間接的な「回転性加速度減速度運動」(rotational accerelation-decerelation)で足るのかという問題であり、国内外の研究および事例から、当該問題を検討する。