アスリートがドーピングを行わなかったことに影響した要因:オリンピックメダリストを対象とした質的検証(査読付)
スポーツ産業学研究、第26巻第1号、pp13-pp28
本論では日本のオリンピックメダリストがドーピングを行わなかったことに影響した要因を明らかすることを目的として、メダリストの半構造インタビューの結果からテーマ分析法により、個人の道徳的スタンスなどの5つの個人的要因、安心した競技スポーツ環境などの7つの社会環境的要因を明らかにしている。本研究の成果は、国際競技力向上方策と両輪で推進していく必要があるアンチ・ドーピング方策を策定する上での有益な情報を包含している。
日比野幹生、舟橋弘晃、青柳健隆、間野義之
pp13-pp28