ドーピングの誘発要因に対するコーチの認識に関する質的研究(査読付)
運動とスポーツの科学
本論では日本のコーチが認識するドーピング誘発要因を明らかすることを目的として、コーチの半構造インタビューの結果からテーマ分析法により、個人の非道徳的スタンスなどの5つの個人的要因、NF・所属先関係者などの8つの社会環境的要因、重要な競技大会などの6 つの状況的要因を明らかにしている。本論の研究成果は、ドーピングの未然防止のための有益な情報を提供したと考えられる。
日比野幹生、石井隆憲
p.119~p.135