シーデントップの体育思想におけるスポーツ教育モデルに関する研究 -その研究成果と我が国の体育授業改善-(査読付)
体育・スポーツ哲学研究、37巻・2号
アメリカのダリルシーデントップの体育思想の中でも、スポーツ教育モデルに着目し、その研究成果と我が国への体育授業改善に対する見解を記した論文である。シーデントップの提唱するスポーツ教育モデルは、我が国において、高橋健夫氏を中心として紹介されており、いくつかの授業研究も見られている。しかし、その内容は、1994年の著作を中心としており、また授業研究についても部分的な情報に留まっている。本論では、こうした問題を指摘しつつ、我が国における体育授業計善に向けての示唆を記している。
和田博史、近藤智靖
p.99~p.114