身体の経験としてのスポーツ授業の中で保証しようとした経験の内容(査読付き)
日本体育学会 体育学研究41(5)
1983年及び1986年そして1992年にドイツにおいて出版された三つの著書を検討した論文。この三つの著書はいずれもフンケが編纂に関わったものの、その内容には大きな変化がみられていた。1983年の実践集では、非スポーツ種目を用いており、アンチ近代スポーツ色を打出していたのに対して、1986年及び1992年の実践集においては、近代スポーツ種目を用いて、「身体の経験」を志向した実践を試みている。フンケのコンセプトの変化には、トロイトラインというもう一人の教育学者の存在が見られていた。
近藤智靖、岡出美則(岡出氏は校正及びアドバイス)
p.369-379全文。