戦後日本の体操領域の変遷とその問題点
愛知教育大学体育教室 研究紀要19
学習指導要領の中で戦後一貫して示されてきた「体操領域」の変遷とその問題点を指摘した論文。雑誌論文を資料として分析した。これまで考えられてきた体操領域は、体力を高めるための活動にとどまることなく、集団行動、あるいは、すもうなどがその内容に盛り込まれるなど、目標や内容の一貫性が見られず、文化性を著しく欠いた不透明な領域であった事や、その実施が非常に問題視されていた領域であったといった点を指摘した。
近藤智靖、岡出美則(岡出氏は校正及びアドバイス)
p.25-36全文