高等学校の体育理論領域におけるアンチ・ドーピング教育に関する研究
オリンピックスポーツ文化研究、5、p.149~p.165
本研究では、高校生を対象として体育理論領域においてアンチ・ドーピング教育を展開し、知識とその活用について検証をしている。具体的には高校2年生の164名に対して1時間の体育理論の授業を実施し、質問紙調査とグループワークにおける話し合い活動を分析とした。結果として、本研究で実施した授業においては、生徒が知識が定着し、その知識を踏まえた話し合いを展開していることが明らかになった。しかし、1時間という短い時間であったため、理由を具体的に記述する点や根拠を記していることについては課題が残った。
小野田倫大、伊藤雅広、滝沢洋平、松本健太、近藤智靖
p.149~p.165