Image-Schema and Self-Reference Between English and Japanese
The Proceedings of Kansai Linguistic Society 16 (英語論文)
英語と日本語のテンス(時制)の問題を考察している。テンスに関しては昔からいろいろな議論がなされているにもかかわらず多くの問題が残されている。特に日本語にテンスがあるかどうかはいまだに賛否両論である。この論文では、テンスは実は言語話者が空間をどう知覚し、概念化するのかに依存している事を明かにしている。そう考えると、なぜ日本語には英語のような単数、複数の区別がないのかもうまく説明できることも示す。
p.111~p.120