本書はスポーツについて「知る」ことの魅力や愉悦を感じ取ってもらうべく編まれたもので、スポーツ文化を社会的な文脈から読み解こうとするものである。当該社会の歴史的流れを基盤に、スポーツ文化を構成する要素が絡み合って織りなす世界を理解しようと4つの角度からスポーツを眺めており、「第1部スポーツと社会」「第2部スポーツと文化・社会」「第3部スポーツと人材育成」「第4部スポーツ産業・スポーツ経営」から構成されている。その中の「サーカスの古今東西」「スポーツを撮る」「脅威のランナー現る」「イヌイットのオリンピック」「スポーツの世界遺産」を執筆した。