交感神経作動薬および遮断薬がラット血液流動性に与える影響
第240回日本生理学会東京談話会 日本生理学雑誌 67( 1 )
ストレス負荷時に作動する交感神経および内分泌系に着目し、その作動薬と遮断薬の血液流動性に対する影響を調べた。薬物腹腔投与後、麻酔下で採血した血液をヘパリンおよびEDTA-2K凝固を阻止し、MC-FANより血液通過時間を求め、血液流動性の判定を行った。血液流動性は、α作動薬[フェニレフリン]とβ遮断薬[プロプラノロール]で低下、α遮断薬[フェントラミン]とβ作動薬[イソプロテレノール]で増加することが分かった。
石川慎太郎、タイン ライン、須永美歌子、佐藤孝雄、久光正
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