小児の安静時代謝量について
第22回人間-生活環境系シンポジウム 第22回人間-生活環境系シンポジウム報告集
被検者は、園児82名、小学生274名、中学生44名の計400名であった。BMIと安静時代謝量は有意な相関関係を示した。安静時代謝量は、体組成の影響を受けることは明白であり、体重あたりで示された基礎代謝基準値をエネルギー所要量の基礎とすることは大きな危険性があることが示唆された。今後は、個人差の生じる要因をふまえて、個人個人に適切な栄養管理を行うことが望ましい。
坂牧美歌子、井川正治
p.77-p.80