携帯型カロリーメーターによる安静時代謝量の測定姿勢について
第37回生理人類学会
現在、安静時代謝量の測定条件については確立されていない状況である。そこで姿勢の違いによる影響を携帯型カロリーメーターを用いて検討を行った。その結果、仰臥位と椅座位の測定値に有意な差は認められなかった。以上のことから現場における安静時代謝量の測定の場合、ベッド等の施設がなくても椅座位による簡易的な測定が可能であると示唆された。
坂牧美歌子、井川正治
p. 49