ハムストリングス肉離れ損傷者におけるパルス磁気刺激を利用した支配神経伝導速度の測定
第25回日本臨床スポーツ医学会学術集会
動物およびヒトを対象とて高角速度な伸張性収縮を行うと、支配神経損傷を惹起することを基礎実験によって明らかとしていた。この研究結果を臨床現場へ応用するための試みとして、伸張性収縮を主な損傷機転とする肉離れ損傷で同様の現象が起きているかを確認した。肉離れ損傷の既往がある対象者では、支配神経機能が非損傷側あるいは非損傷者より低下していた。さらに機能低下は長期間継続していることも明らかとなった。
鴻﨑香里奈, 中里浩一, 水野増彦, 米地徹, 肥後勇介, 久保慶東, 平沼憲治