第12回 スポーツ研究助成事業
上月財団
伸張性収縮を主な誘因とする肉離れ損傷において神経損傷発生の有無を確認するために、大腿四頭筋肉離れ損傷既往者の支配神経を測定した。大腿四頭筋肉離れ損傷既往者の損傷側伝導速度は、非損傷側と比較して低値であった。さらに神経伝導速度の低下は全症例において観察された。以上から大腿四頭筋肉離れにおいて神経機能の低下を示すことが明らかとなった。