速い角速度でのラット下腿三頭筋伸張性収縮の繰り返しは筋萎縮及び坐骨神経損傷を誘発する
第24回日本臨床スポーツ医学会学術集会
ラット下腿三頭筋に関節角速度の異なる繰り返しの伸張性収縮を実施すると、角速度の速い群では、筋萎縮が見られた。加えて神経伝導速度の顕著な低下や、神経線維の変性も確認した。上記の現象は角速度の遅い群では見られなかったことから、角速度の速い繰り返しの伸張性収縮が、支配神経の損傷を誘発することを明らかにした研究である。
鴻﨑香里奈、中里浩一、平沼憲治