本研究は、競技現場における選手のコンディショニング管理を目的として、2013年度の大学駅伝選抜選手16名を対象に、採血不要・計測時間の短いことから選手に負担も少なく、毎日モニタリングの可能なヘモグロビン測定装置を用いて、2013年度シーズン(強化合宿開始前の7月~箱根駅伝まで期間)を通してモニタリングを実施した。得られたモニタリングデータと実際の練習内容及び測定結果との比較を行い、その関連性から長距離ランナーのコンディショニング管理におけるヘモグロビンのモニタリング装置の有効性について検討したものである。