本研究は、インターバルトレーニング強度の指標として血中乳酸濃度を用い、400m走の記録向上につながるインターバルトレーニングの方法を検討することを目的とし、男子陸上競技短距離400m選手を対象に400m走行後のピーク乳酸値と3種類の200mインターバル走において血中乳酸濃度の測定を行った。
その結果、400m走における耐乳酸性能力の向上を目指したトレーニングとしては、ピーク血中乳酸値が20mmol/㍑以上でのトレーニング強度で行うことが重要であると考えられた。そこで、インターバルトレーニングにおいて耐乳酸性能力の向上を目指す為には各設定インターバル「特にⅠ・Ⅱ」を3セット以上行う必要があると示唆された。