動物性と植物性蛋白質食餌条件下でのSprint及びEnduranceトレーニング負荷が成長期ラットの走能力及び骨格筋のミオシン軽鎖タイプ組成に及ぼす影響について検討した。その結果、 Sprintトレーニング群間ではヒラメ筋、EDL共に軽鎖タイプパターンに動・植物性食餌群の差はみられなかったが、Enduranceトレーニング群間のヒラメ筋、EDLの軽鎖タイプパターンではいずれも動物性が植物性食餌群に比べ有意に高い軽鎖タイプパターンを示した。またSprint及びEnduranceの最大走能力においても動物性が植物性食餌群より有効性の高いことが得られた。以上のことから動物性蛋白質食は持久性走能力や骨格筋ミオシン軽鎖に好影響をもたらすことが示唆された。