その他の研究業績等に関する事項

基本情報

氏名 黄 仁官
氏名(カナ) ファン インカン
氏名(英語) HWANG Inkwan

翻訳書、学会発表、講演等の名称

レスリング競技における急速減量が身体能力に及ぼす影響-改正ルールを中心に-

その他分類

国内学会発表

単・共の別

発行または発表の年月

2018/09

発行所、発行雑誌等又は発表学会等の名称

日本体力医学会第73回大会(福井)

概要

【背景・目的】レスリング競技では、2018年から計量ルールが改正され、2日間の試合のそれぞれ2時間前に計量を実施することとなった。そのため、急速減量に伴う身体能力の低下が大きく競技成績に関わってくると考えられる。そこで、本研究の目的は、試合を想定した減量、計量システムを用い、急速減量の実施前後における身体能力を比較することとした。【方法】被検者は全国大会入賞レベルを含む男子大学レスリング選手8名であった。減量は、各被検者の体重の5%及び10%の2回とし、それぞれ試合を想定した7日間の急速減量を実施した。なお、2回の減量には3週間の回復期を挟んだ。減量前(Pre)、減量後1日目(Post1)及び減量後2日目(Post2)に、それぞれ身体組成、握力、背筋力、反復横跳び、立ち幅跳び、ロープ登り、30秒全力ペダリングを測定した。【結果】体重、体水分量及び除脂肪量は、Preに比べてPost1及びPost2に有意な低下がみられた(p<0.05)。身体能力において、ロープ登りタイムはPreに比べてPost1及びPost2に有意な短縮がみとめられた(p<0.05)ものの、その他の項目には有意な差はみられなかった。【結論】体重の5%の急速減量では、身体能力は低下しない可能性が示唆された。10%減量においては現在進行中であり、学会当日に報告する。

共著者等

屋比久翔平、小林哲郎、関正太郎、松本慎吾、黄仁官

掲載ページ数