体育大学に所属するアスリートの睡眠の質に関する調査研究ーピッツバーグ睡眠質問票を用いてー

第30回日本トレーニング科学学会

本研究では体育大生の睡眠の実態、睡眠に影響を与えている要因についてピッツバーグ睡眠質問票を用いて調査を行った。ピッツバーグ睡眠質問票では競技者の57％、非競技者の62％が睡眠障害であることがわかった。また睡眠時間は競技者、非競技者とも正常睡眠に6時間以上の割合が高いことから、最低でも6時間の睡眠時間は必要であると考えられる。本研究の結果からは「睡眠に影響を与えている要因」を明らかにすることは出来ず、競技者、非競技者の結果も同じようなものになってしまった。今回の研究ではアンケートの要素が少なかったためと考えられる。今後、先行研究よりピッツバーグ睡眠質問票と関連があると予想される「競技歴」「主観的疲労度」「上下関係によるストレス」などの項目を増やすことで「睡眠に影響を与えている要因」がみられるのではないかと推察される。

山田昂平、山田千夏、小林哲郎、黄仁官

共同研究につき本人担当部分抽出不可能