映像情報を用いたスポーツ分析は非侵襲的であり選手にとって負担が少なく、とりわけベストパフォーマンスの分析に適している。近年パーソナルビデオが高機能化およびデジタル化したこと、パーソナルコンピュータが普及したこと、およびインターネットが高速化したことから、これらを融合したより高度なスポーツ分析をすることを研究テーマとしている。
具体的にはDLT法を用いた3次元動作分析における各関節トルクの連続性を効率的にモニタするためのアルゴリズムおよびプログラム開発。ボール競技におけるボール軌跡の3次元分析における特徴抽出のアルゴリズムおよびプログラム開発。そしてこれらのプログラムによりエリートスポーツ選手の動作およびゲーム分析をおこない、よりハイレベルのパフォーマンスが可能となるようにスポーツ現場に分析結果を反映させることを研究の主眼としている。