体操の変遷に関する一考察-「純粋経験」をてがかりに-
日本体育大学大学院 体育科学研究科 修士学位論文抄録集
本研究では、形式化した体操や歴代の体操家の体操概念を、西田幾多郎著『善の研究』で述べられている「純粋経験」の理論に基づき検討し、体操における真の実在を明らかにすることを目的とした。 体操の効果は、身体的または精神的に異なってくる。しかしそれらの根底では、純粋経験の世界が潜在しており、純粋経験が想起される体操に、真の実在があると理解した。
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