(全体概要)
子ども支援の相談・救済の先駆的な活動を展開している自治体の現状と課題を明らかにするとともに、全体を通してこうした制度を構築するための理論的枠組みを提示している。
PartⅠ 子どもの自己肯定感と権利の救済・保障
PartⅡ 子どもオンブズパーソン活動の展開
PartⅢ 子ども相談・救済の多様な展開
(担当部分概要)
「八千代市「おにいさん・おねえさん子ども電話相談」-自治体と大学が協働する意義と可能性」
子ども相談の新たな展開として、八千代市と東京成徳大学が協働して運営している八千代市「おにいさん・おねえさん子ども電話相談」について討究している。まずは、子ども電話相談設置の経緯と仕組み、電話相談事業の実際について明らかにした上で、自治体と大学がこうした制度を協働して運営する意義について検討している。そして、これまでの運営からみえてきた子ども電話相談の課題を明らかにし、最後に八千代市の子ども施策の展望について具体的研究課題を提示している。