(全体概要)
国内外の「子どもオンブズパーソン」制度の動向について、日本ではじめて体系的にまとめられた実践・研究書である。
(担当部分概要)
「ノルウェー・子どもオンブズマン -子どもの権利実現への架け橋」
世界で初めて公的に設置されたノルウェーの子どもオンブズマン制度について、その運用方法、史的展開と特徴、特質と役割・意義、現状などについて論究した。
同制度の法的構造を解説したうえで、それに基づいた実際の運用方法について同制度設置により何がどのように変化したかを明らかにするとともに、申立てが処理される手順を図式化し、さらに歴任者と当時期の主な特徴などを解き明かしたことは、今後の日本における制度を検討していく上で有効なものとなった。