学術論文

基本情報

氏名 半田 勝久
氏名(カナ) ハンダ カツヒサ
氏名(英語) HANDA Katsuhisa

名称

「日本における子どもに関する相談・救済制度の現状と課題
―子ども固有の相談・救済制度の特質に着目して―」

単著・共著の別

単著

発表年月

2007/11

発表雑誌又は発表学会等の名称

韓国・子どもの権利学会「Korean Council for Children’s Rights」(漢陽大学校医科大学)
『韓国子どもの権利学会2007論文集』

概要

本稿は、日韓共同研究の研究成果を踏まえ、韓国・子どもの権利学会2007にて報告したものを論文集にまとめたものである。はじめに、日本の相談・救済制度の現状を把握するため、国レベル、自治体レベル、学校レベル、民間レベルでの設置の背景や取り組みなどについて概括した。次に、子どもの特性に配慮した相談・救済活動、「子どもに寄り添う」という視点、子どもにやさしいまちづくりという視点から子ども固有の相談・救済制度の特質と役割・意義について討究した。最後に、子どもの相談・救済システムの共通項は、第1に子どもの声をじっくり聴く姿勢をもつこと、第2に子どもに寄り添い子どものエンパワメントをはかること、第3にそれぞれの状況に応じて救済・回復というアプローチをはかること、第4に社会から(特に子どもから)信頼されるシステムであることとしたうえで、それぞれの制度の特質と日本における子どもの相談・救済制度の課題を提示した。

共著者

 

掲載ページ数

pp.116~141