学術論文

基本情報

氏名 半田 勝久
氏名(カナ) ハンダ カツヒサ
氏名(英語) HANDA Katsuhisa

名称

「公的第三者機関による子ども救済の現状と課題 ―『川西市子どもの人権オンブズパーソン制度に関する調査報告書』2004年度版から―」

単著・共著の別

共著

発表年月

2005/07

発表雑誌又は発表学会等の名称

日本評論社『子どもの権利研究』第7号

概要

子どもオンブズ制度発足から5年を経過した2004年に、川西市への訪問調査および子どもへの聞き取りを実施した。
 本調査報告書では、まず、第Ⅰ章で調査結果から見えてくる川西市子どもの人権オンブズパーソンの現状として、市民、保育所職員、教職員等へのアンケートや聞き取り調査などをもとに、①子どもオンブズ制度の認知、理解、広報について、②子どもオンブズ制度の意義や役割、効果について、分析した。
次に、第Ⅱ章で子どもオンブズ制度を利用した3人の子どもが、制度についてどのように認識し、そしてそれが相談活動などのプロセスを通じてどのように変化していくかを記録することによって、子どもはどのようにして権利を回復するのか、救済はどのようにして成り立つのかを明らかにした。
これらの検討をもとに、第Ⅲ章で子どもオンブズ制度の意義および特徴について、国際社会の水準をふまえながら考察した。
 まとめにかえて、第Ⅳ章で子どもオンブズ制度の今後の課題について検討した。
 本稿は、本調査報告書をまとめたものである。

共著者

荒牧重人・浜田進士・半田勝久

掲載ページ数

pp.75~100
共著のため本人担当部分の抽出は難しいが、主に以下について担当した。
第Ⅰ章pp.76~84、第Ⅳ章pp.97~98