3年間かけて実施した「子ども支援と子ども参加のまちづくりに関する日本・韓国および国連の総合的比較研究」の調査報告書である。Part1「子ども支援と子ども参加の研究」とPart2「子ども支援と子ども参加に関する日韓共同調査報告」から構成されている。
Part1「子ども支援と自己肯定感研究」pp.17-29
既掲論文「子どもの自尊感情・自己肯定感研究の現状と課題 ―『自尊感情』『自己肯定感』の低さとそれらを高めるというアプローチに着目して―」日本評論社『子どもの権利研究』第19号、pp.4-12をもとに報告書に掲載した。
Part2「子ども支援と子ども参加に関する日韓共同調査報告」pp.131-188
日韓・韓日両国の子どもの参加と支援の実態、直面している生活上の課題、これらに関して必要とされる支援およびおとなの意識との乖離等を明らかにすることによって、日韓両国における自治体子ども施策への具体化、子どもの自己肯定感を高める参加・支援の在り方を探った。