病院において病気と向き合う子どもたちにプロのマジックショーやクラウニングシアター、管弦楽団、人形劇などを届ける事業の報告書である。
担当:「子どもにとっての意味や効果」
本事業が子どもたちにとってどのような意味や効果があったのか、5つの病院における実施報告(アンケート調査・ヒアリング調査・観察)から①公演を待ちわびる、②楽しむ、笑う、一つになる、心が癒される、吸い込まれる、③生の演奏、マジックなどを体感する、④普段のつらい治療から少しの時間でも解放される、⑤治癒力の向上、元気になる、⑥また来てほしいという気持ちがめばえる、という視点からまとめた。
「保護者にとっての成果や効果」
5つの病院における実施報告(アンケート調査・ヒアリング調査・観察)から浮かび上がった、この事業がもたらす保護者にとっての成果や効果について①子どもの楽しんでいる様子をみてうれしさ・しあわせを感じたり、癒されたりしている、② 子どもとともにどこかに出かけ、子どもに実体験をしてほしい気持ち、でも症状によっては環境変化などに対応できず実現できないもどかしい気持ち、③ 自分自身がホッとできる、楽しめる、幸せな気分になれる、気持ちが晴れる、という視点からまとめた。