誰が「子どもらしさ」という表現をどのように捉えているかという課題を念頭におき、まずは、子どもが「子どもらしさ」をどのように捉えているかについて調査を行った。第1次調査は、対象を中学生として、2005年12月に、千葉県八千代市(2校666件)、茨城県水戸市(1校602件)、石川県河北郡内灘町(1校871件)の3県4中学校で学校通しによる質問紙調査を実施し、2,139サンプルのデータを得た。
本発表では、これらの調査結果にあらわれた現代の子どもの実態から、現代社会特有の子ども像を明らかにしようと試みた。