本稿では、「地方自治と子ども施策」全国自治体シンポジウム2005 in 市川 分科会2「子どもの相談・救済」で議論された2つの課題について討究した。まずは、子ども家庭相談の体制や取り組みの動向と課題についてであり、①児童福祉法改正のポイント整理と懸念事項、②相模原市・西東京市の実践についてまとめた。
次に、子どもオンブズパーソン制度の現状と課題についてであり、①川西市の6年の経験からみえてきた現状と課題、②今後の研究課題について検討した。
最後に、大阪府教育委員会独自の被害者救済システムについて報告した。