Ethics of Describing Indigenous People in Helen Maria Williams’ Peru
The Forty-Eighth Wordsworth Summer Conference
ウィリアムズは暴虐なスペイン人征服者という男性的原理を批判するために、被征服者のペルー人やその擁護をするラス・カサス、そしてラス・カサスの性格造形に如実な強い感受性、これらを女性的な原理としてまとめ上げて対立構造を作り上げている。ただ、このように図式化したジェンダー構造には問題も含まれる。征服者と被征服者の対立はあまりにも単純化されて書かれている。それだけではなく、歴史的事実の改変も含まれている。