学術論文

基本情報

氏名 竹腰 誠
氏名(カナ) タケゴシ マコト
氏名(英語) TAKEGOSHI Makoto

名称

スキーにおける基礎回転技術の重要性について
-プルークボーゲン・プルークターンの動作解析データより-

単著・共著の別

共著

発表年月

2010/07

発表雑誌又は発表学会等の名称

神奈川大学経営学部 国際経営フォーラム No.21/2010

概要

本研究ではカービングスキーを用いた基礎回転技術の重要性を確認するための客観的データを取得すると共に、今後の技術指導の一助となる基礎データを蓄積することを目的とした。
カービングスキーが普及して以降、スキー滑走時のスピードコントロールが非常に難しくなってきている。これはカービングスキーの特性と少なからず関連があると思われ、回転初期へのターン導入が容易になったといわれるカービングスキーではあるが、その一方ターン後半の横滑りが少なくなりスピードコントロールが難しくなっているためではないかと思われる。
本編では筆者らが2008年に発表した「スキー技術の関連性に関する研究」を元に、スキー指導における基礎回転技術の重要性について再検討を試みた。そこで、これまでの先行研究ではあまり注目されなかった基礎回転技術のプルークボーゲン(PFB)やプルークターン(PFT)に注目し、滑走時の重心位置やスキー板の動きから、2つの技術がスキー滑走時に重要な回転時のスライド(横滑り)を習得するためのものであることが確認された。本研究により、スキー用具の変化にとらわれず基礎技術を習得することの重要さを再確認することができた。

共著者

竹腰 誠、大出一水、西山哲成

掲載ページ数

No.21/2010