倒立前転試行前に教師が行う注意づけに焦点化した言語的行動に関する研究(査読付）

体育科教育学研究．35（2）:43-57

本研究では、小学校6年生の器械運動の授業を担当した2名の教師を対象に、子どもの技能水準に応じた教師のCueの頻度や内容の実態を明らかにするとともに、児童のCueの受け止め方について検討した。その結果、教師が児童の技能水準を踏まえてCueを用いた情報提供を行っていること、児童がフィードバックとCueを指摘別していることが確認できた。これらは、授業中に提供する情報の一貫性を提供する情報の内容や方法から検討する必要性を示唆するものであった。

田中雄大、白旗和也、近藤智靖、岡出美則

データの分析方法、結果書の考察並びに論文構成について支援したため、特定の担当部分を特定することは困難である。