一般男子高校生の短距離疾走乗る力に応じた技術的課題の検討:中間疾走の疾走動作の比較から.(査読付)
スポーツ教育学研究
本研究では、体育の授業を受けている一般の男子高校生を対象に、中間疾走局面の疾走速度を基に短距離走の疾走動作の技術的課題について検討した。その結果、N 群とP 群に共通する技術的課題は、遊脚の膝関節を離地後素早く屈曲し遊脚を前方に引き出すこと、遊脚の大腿を高く上げることであった。。N 群特有の技術的課題は、支持脚の膝関節の屈曲を抑えること、支持期前期に体幹を過度に前傾させないことであった。P 群特有の技術的課題は、下腿を前方に振り出さず身体の真下近くに接地することであった。
西村三郎、宮崎明世、小林育斗、岡出美則
36(2):1-14 研究のデザイン並びに考察、校正を担当した。