学術論文

基本情報

氏名 岡出 美則
氏名(カナ) オカデ ヨシノリ
氏名(英語) OKADE Yoshinori

名称

現職教員が大学での体育に関する長期研修に参加する動機と契機(査読付)

単著・共著の別

共著

発表年月

2015/05

発表雑誌又は発表学会等の名称

スポーツ教育学研究 35巻1号
pp.15-27

概要

本研究では、現職教員を支援する研修システムとして稼働している長期研修に参加した教員を目的的にサンプリングし、半構造化インタビューを行い、長期研修に至る参加動機や契機を明らかにすることとした。
本研究でのサンプリングの選択規準は、体育授業研究や研修に対する熱意を保持し、体育に関する長期研修の参加教員であり、かつ、本人が研究の趣旨に合意した場合とした。その結果、これらの条件を満たした平成24 年度及び平成25 年度のT 大学での体育科研修を行った公立小・中学校教員8 名を調査対象者とした(表1)。全て男性教員で教職7 年から21 年(平均13 年)であり、8 名のうち4 名が保健体育科の中学校教員免許を有していた。
データは、各対象者に個別に2 回の半構造化インタビューを実施し、収集された。インタビュー時間は、1 回あたり約37 分(計587 分)であった。インタビュー内容は、インタビュー後に文書化した。また、対象者の長期研修に参加する動機と契機を明らかとするために、継続的比較法を用いて文書化したデータを分析した。その結果、長期研修生の研修への参加動機と契機の多様性が確認されるととともに、それが3 つのタイプに集約されることが確認された。同時に、それにより、タイプに応じた教員の成長を促す支援プログラムの必要性が示唆された。

共著者

住本純

掲載ページ数

pp.15-27