MINERVA はじめて学ぶ教科教育④ 初等理科教育
ミネルヴァ書房
小学校理科の4領域のうち,「粒子」概念を柱とする領域の具体的内容と指導上の留意点について,主に以下の事項を解説した。まず,物質の構成単位である「粒子」について児童が質的・実体的に捉えることが求められていること。そのため,目に見えない粒子を,児童にイメージさせるための学習活動を授業に取り入れなければならないこと。そして,重さや体積などの物質の性質や,溶解や燃焼などの身近な現象に関する児童のミスコンセプションも少なくないこと等である。
大髙泉,遠藤優介,郡司賀透,板橋夏樹,稲田結美,ほか14名
第6章「初等理科教育の内容の柱②―粒子とその認識―」p.49-p.60