理科学習におけるジェンダー問題克服のためのカリキュラム
『理科の教育』(日本理科教育学会),通巻727号,38-39頁,東洋館出版社
日本の子どもたちは理科の学力よりも意識や態度に問題があると指摘されている。さらに,性別や居住地域といった学習者の属性によっても意識に差が見られることから,理科学習における性差に焦点化し,ジェンダーの視点から理科カリキュラムを提案した。女子の興味や思考,経験の傾向を活かしたカリキュラム編成や,物理学と生物学の関連性を強調するような科目や教科の垣根を超えたクロスカリキュラム的な理科学習が女子に有効であることを論じた。
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