ドイツでの女子の物理学習を促進する実践的研究の特徴(査読付)
『物理教育』,第57巻,第2号,79-84頁,日本物理教育学会
女子は理科の中でも特に物理を苦手とする傾向にあるため,物理教育の改善に着目した。そして,物理学習に対する女子の興味,自己概念,学習到達度の向上を目指して大規模に実施されたドイツにおける介入研究の具体的なカリキュラム開発を調査し,女子に効果的な物理の教授方法として,この介入研究から本格的に導入された「授業への女子の経験の導入」と「人体と物理概念との関連性の強調」の2点が現在,普及していることを見出した。
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