女子の理科学習の促進に関する研究―「介入プログラム」を中心にして―
修士論文(中間評価論文)(筑波大学大学院博士課程人間総合科学研究科)
日本における女子の理科離れの実態,女子および女性と自然科学に関する問題点をまとめ,諸外国における女子の理科学習促進に関する研究動向とその具体的方策を横断的・多面的に分析した。その結果,女子の学習促進のための日本における学校理科教育の改善策として,「理科授業へのキャリア教育の導入」,「理科学力の男女差の実態と要因の解明」,「女子の理科に対する意識の向上のための教授方法・学習環境の改善」,「物理学関連領域の教授の工夫」,「実験活動の評価の改善」,「女性の理科教師の増加」の6点を指摘した。
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