理科教育における計算および数量化に関する一考察―日米の小学校理科教科書の比較を通して―
『上越教育大学研究紀要』,第35巻,219-228頁,上越教育大学
中学生の理科離れの打開を目指し,小学校理科に定量的な扱いや数量化を導入する方法を検討するために,アメリカの小学校理科教科書における計算や数量化に関する記述を調査し,その特徴を明らかにした。アメリカの小学校理科教科書には,「数学的な活動」が観察,実験とは異なる場面に数多く載せられ,記載された部分の単元で学ぶ科学的な概念を習得していなくても児童が活動を遂行できるという特徴が見られた。
稲田結美,関口響祐
共同研究につき,本人担当部分抽出不可能。