児童自らに変数の同定と仮説設定を行わせる指導が現象を科学的に説明する能力の育成に与える効果―第6学年「ものの燃え方と空気」を事例として―(査読付)
『理科教育学研究』,第55巻,第2号,219‐229頁,日本理科教育学会
児童自らに変数の同定と仮説設定を行わせる指導が,燃焼の仕組みに関する科学的知識の理解と,燃焼現象を科学的に説明する能力の育成に与える効果について明らかにした。具体的には,小学校第6学年「ものの燃え方と空気」において「仮説設定シート」(4QS)を用いた授業を実践した結果,このシートを使用しない統制群と比較して,燃焼の仕組みに関する科学的知識を高い水準で理解し維持できること,科学的に説明する能力の育成にも有効であることが示唆された。
共著者:山田貴之,寺田光宏,長谷川敦司,稲田結美,小林辰至
共同研究につき,本人担当部分抽出不可能。