女子の理科学習促進のための人体アプローチ―看護的文脈による「仕事の原理」の教授を事例として―
『日本理科教育学会第48回関東支部大会 研究発表要旨集』,56頁,日本理科教育学会第48回関東支部大会実行委員会,宇都宮大学
理科学習に関連する女子の興味と思考の特性に基づき物理学関連領域の教授に「現実性」「女子に身近な事象」「養育的視点」「生物学的視点」を導入することが女子の理科学習促進に有効であるという先行研究を参考にし,中学校理科第1分野の「仕事の原理」の授業に看護的文脈による人体アプローチを取り入れ実践し,男女の認知的側面,情意的側面の変化を調査した。その結果,日常生活への理科の有用性について,女子の認識が高まったことを報告した。
稲田結美,大髙泉