女子の理科学習促進のための教師教育のあり方―「介入プログラム」における方策を中心に―
『日本科学教育学会研究会研究報告 科教研報』,第21巻,第5号,51-56頁,日本科学教育学会 平成18年度 第5回研究会,鎌倉女子大学
女子の理科に対する興味・関心の低さや学習への消極性は,教師への好き嫌いや教師からの期待度の受け取り方だけでなく,女性の理科教師の数や,教師が持つ自然科学のジェンダーイメージによっても影響を及ぼされている。諸外国の女子の理科学習促進を指向する研究の中から,「教師教育」に関連する方策を調査し,それらは主として,教師にジェンダー問題を「理解させ」,自身の教授を「省みて変化させ」,外部者が「監督する」という段階を踏んでいることを明らかにした。
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