学術論文

基本情報

氏名 杉田 正明
氏名(カナ) スギタ マサアキ
氏名(英語) SUGITA Masaaki

名称

Influence of Occlusion on Flight Time in Trampoline Competition.(査読付)

単著・共著の別

共著

発表年月

2023/05

発表雑誌又は発表学会等の名称

International Journal of Dentistry and Oral Health 9(1): dx.doi.org/10.16966/2378-7090.405

概要

本研究の目的は、トランポリン競技における滞空時間への咬合の影響を明らかにすることである。
対象者はトランポリン体操の男子選手10名(18.9±0.8歳)であった。デンタル・プレスケールを用いて、咬合状態、接触状態、左右差の測定を行い、咬合接触状態から咬合接触面積の左右差を算出した。連続10回の直線ジャンプの滞空時間は測定システム(HDTS EU-7100)を用いて測定した。
結果は以下の通りである。
・咬合接触面積の左右差と滞空時間の間に負の相関が認められた(p<0.05, r=-0.697).
・マウスガード装着時と非装着時の滞空時間を比較した結果、マウスガード装着時の方が滞空時間は有意に長かった(P<0.05)。マウスガードを装着した場合と装着していない場合の咬合接触面積の左右差とマウスガード装着による滞空時間の延長率との間には、有意な正の相関が認められた(p<0.05、r=0.657)。
本研究では、トランポリン競技におけるストレートジャンプ時の咬合と滞空時間の関係を検討した結果、咬合接触面積の左右差が小さいほど、滞空時間が長くなることを明らかにした。また、マウスガード装着による咬合接触の均一化が滞空時間の延長に寄与し、その効果は咬合接触が不均一な選手でより顕著であることが明らかになった。

共著者

Mutsumi Takahashi, Yogetsu Bando, Takuya Fukui, Akiko Maruyama and Masaaki Sugita

掲載ページ数

International Journal of Dentistry and Oral Health 9(1): dx.doi.org/10.16966/2378-7090.405