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基本情報 |
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氏名 |
杉田 正明 |
氏名(カナ) |
スギタ マサアキ |
氏名(英語) |
SUGITA Masaaki |
Prevalence and associated factors of stress fractures, menstrual dysfunction, and eating disorders in high school athletes.(査読付)
Sports Psychiatry. 2024;1–10
目的:高校生アスリートにおける疲労骨折(SF)、月経異常(MD)、摂食障害(ED)は重要な問題である。本研究では、日本の高校陸上競技選手が経験するSF、MD、EDの頻度を明らかにし、それらに関連する因子を把握することを目的とした。対象と方法:日本陸上競技連盟主催の選抜合宿に参加した高校生陸上競技選手1199名(男性608名、女性591名)を対象とした横断研究。結果:男女選手の約4人に1人がSFを自己申告していた。さらに、1週間の練習時間の長さ、種目(短距離、中距離、跳躍、複合)が関連因子として同定された。女子アスリートの約3人に1人がMD歴を自己申告しており、長距離種目に参加するアスリートは、短距離、投擲、跳躍種目に参加するアスリートよりも有意にMDを経験する頻度が高かった。さらに、MD歴に関連する因子として、ED歴と長距離種目を同定した。ED歴は男女差なく低い頻度で自己申告され、長距離種目は短距離種目や跳躍種目よりも有意に高い頻度で報告された。結論:日本の高校陸上競技選手の約4分の1がSFを経験し、女性の約3分の1がMDを経験している。これらと競技種目、トレーニング時間、EDとの関連性を今後検討する必要がある。
Hiroaki Yamamoto, Masashi Watanabe, Mikako Sakamaki-Sunaga, Yasunori Morioka, Kensuke Sakai, and Masaaki Sugita
Sports Psychiatry. 2024;1–10
https://doi.org/10.1024/2674-0052/a000076
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