学術論文

基本情報

氏名 杉田 正明
氏名(カナ) スギタ マサアキ
氏名(英語) SUGITA Masaaki

名称

フィギュアスケートの新ルールにおける得点の獲得戦略に関する一考察  ―男女シングル テクニカルエレメントスコアーに関する国際スケート連盟総会決定事項から―(査読付)

単著・共著の別

共著

発表年月

2020/12

発表雑誌又は発表学会等の名称

氷上スポーツ研究Vol.2, No.1 2020 年度

概要

本研究では, ISU 総会(ISU Congress)にて決定されたテクニカルエレメントスコアーに関する 2018-19 シーズンのルール変更を抽出し,5 つの検討課題を設定することにより,新ルールにおける得点獲得戦略を検討することを目的とした.ルール変更の影響を踏まえ,以下の得点獲得戦略が検討されるだろう.
1)得点構成比および BV 値と GOE 得点の関係から,先ずエレメントの中でより高い難度の BV 値を選択できるようにすることが基本的な戦略となるが、その上でジャンプに関しては難度を重視,スピン・ステップに関しては難度より GOE 評価を重視していくこと選択が重要となる.
2)各エレメントは基準となる難度の BV 値を 3 倍した結果,ひとつ上位の難度の BV 値を越えた場合,上位難度の得点と入れ替えが起こるものと判別ができ,難度選択の検討をすることができる.
3)4 回転ジャンプを実施する選手はより多種類の 4 回転ジャンプを跳べることが有利である.

共著者

竹内洋輔、吉岡伸彦、阿江数通、杉田正明

掲載ページ数

氷上スポーツ研究Vol.2(1):2-14, 2020.